2017年09月28日

Build Your DreamよりBuild My Dream

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BYDのE6 タクシー すっかり深センの顔に、
17年モデルでは一回充電の走行距離は450km

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深圳の公共バスの約90%15000台が電動バスだ。

先月に、腕利きで、しかも美人の部下一人が突然離職した。残念な思いを二重に味わったのだが、新たの勤め先はBYD(比亜迪)だから、時の企業に転職できたことなので、彼女に花束と祝福を送りました。


最近何かと騒がしいEV(電動自動車)のトレンドで、メディアの報道で、日本でも名前を知られるようになったBYD。95年に創立、本社が深セン、香港上場した企業だ。バッテリー製造からスタート、15年前に企業買収して車製造に参入、今は世界EV車の40%を作り出し、アメリカのテスラとしばしば並べて論じる、EV車の潮流のトップに走る企業だ。


車を作り出した初期で、カローラライクな車を発売し、安い価格と強引な販売促進策で一時市場を席巻したが、品質や販売トラブルで、拡大路線の見直しが余儀なくされた。

BYD創業者で会長の王伝福の「いつか、トヨタを超える企業になる」との豪言壮語を鼻で笑った記憶があります。“王さんよ、車作りには文化のような長年の蓄積が必要だよ、”みたい調子で


BYDが電動自動車のE6が出したのは約6年前、深セン政府の強力な後押しで、シンセン市のタクシーに採用され、電動バスとともに、公共サービス部門中心にシェアが順調に拡大しました。

その電動バスは海外にでも輸出され、ロンドンの次世代バスにも選ばれたのだ。それだので、今年、革命と叫ばれて、欧州が震源として世界規模でのEVシフトの雪崩が起きていたが、既に何年も電動自動車のサービスをたっぷり享受してきた一深セン市民からみると、「なにを、今さら」といいたくもなる。

今でも、車は現代文明の縮図で、それを発明し、発展して来た伝統あるメーカーには相応な敬意をもっている。

がしかしだ。いま車産業が直面するのは、なにもEVだけではない。自動運動へうねりもしっかり、個人的にカーシェアリングの発達が、車所有する価値を問う地殻変動で、単純の技術革新よりも深遠な影響をもたらすと思う。

しかも、電動化、自動運転、シェアリング、お互いの相性が非常によく、運転の楽しさと縁が遠く、個人所有の価値観を転覆し、ただただ社会的生産性の高い交通手段に向かい、進化の完遂に執着しているように見える

私も言うのも恥ずかしいほど、車が使っていない。冬だと、バッテリーが上がることを心配して、わざわざ地下駐車場へ行き、エンジンだけ吹かすこともしばしばだった。それなのに、保険、駐車場料金、メンテ、年検、馬鹿らしく感じるのも無理ないことだ。すくなくとも大都市圏生活する人はこれに似ている思いをしている人も多いだろう。

ん、うまく、纏まらない。

本業がバッテリーの強み、海外の大手メーカーよりも先行したEV車の大量生産、世界の潮流と政府の支援、巨大な国内市場、波に乗りに乗ったBYD。その成功するを疑うのは無理がある。敢えていえば。合理的な交通工具ではなく、電動車でも、テスラのような洗練されたデザイン、運転でも楽しめるような野心的な車を作って欲しい。なんだかんだいって、私も車のような「もの」を所有する行為にこだわり、夢を満たされる世代の人間だ。占有欲をくすぐり、心を躍らせてくれるような車が出れば、例え車庫に置くコレクションとしても入手したい。恐らく愛人を囲みたい衝動に似ているかも、いや、どんな気持ちは知りませんよ



posted by daydayup at 01:02| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする