2016年05月10日

トランプ氏と田母神氏と抗日神劇 そしてドゥテルテ氏を並べてみる 時事道楽第11回

胡佛大坝-1.jpg
アメリカ・コロラド川(フーバーダム)

ついに、米大統領選挙、共和党候補指名を確実にしたトランプ氏。

その放言、暴言をも乗せて、世界規模の騒動に発展し、

11月の本選挙を待たず、歴史的な出来事の様相を呈している。


少なくとも、共和党、アメリカ、そして世界に、

真実の不都合な一面を赤裸々に見せつけ、

居心地のわるそうな厄介な課題を提示してくれたことに、

トランプ氏に感謝すべきかもしれません。

世界中のメディアに悪評され、

現職の大統領から名だたる政治界の重鎮から手厳しく批判されるが、

苛立つ共和党と主流社会を尻目に、

まるで自身への嫌悪を個人の魅力に転換できる魔法が有しているように、

トランプ氏への狂熱の支持が全米に広がっていた。


話が少しずれますが、トランプ氏の記事をみて、

思い出すのは元航空幕僚長田母神俊雄氏のことだ。

今は選挙資金不正で、特捜部沙汰、逮捕されていたが。

元自衛隊の高官ながら、

所謂ネット右翼にも顔負けな過激言論をで

主流メディアから危険人物のスタンプを押さたが、

2014年の東京都知事選挙では、61万票を獲得して、

日本社会を驚かせたことは記憶に新しい。


そして、若干とっぴかもしれないが、中国の所謂「抗日神劇」を連想した。

ようやく、最近になって燃え尽きたように終焉を迎えたようだが、

奇抜さだけを競うように作られ、

数年間で氾濫した中国の抗日ドラマブームのことだ。

が、そのようなドラマが最初に作られた時から、

宣伝主管部門や、主流メディア、党のトップからも批判され、

荒誕、低俗、中国の立場を貶める、とまで指摘したにも関わらずだ。

下火になるまでは、数年の時間が要した。


如何に、田母神俊雄氏の思想と言動が気に食わない人でも、

61万票を正面から批判することができない、

自由民主を標榜する国はそういう仕様になっているようだ。


中国でも、看過できない、低俗で見ていられないとインテリ層が考えても、

一応の市場経済とこの手のドラマを消費し、希求する底流のような力に、

嘆く以外何もできなかったのだ。


トランプ氏と田母神氏と抗日神劇、三つの事項を並べるのは、

恐らく、僕はそこに通低するポピュリズムを指摘する予定のであろう。

グローバルの潮流、富の集中、経済発展に取り残された人々、

ナショナリズム、排外主義、それに迎合する政治家、文化産業、

悪しきポピュリズムが蔓延る現在社会に警鐘、みたいな。


でも、やはり、トランプ氏騒動の方が、次元が違うかもしれない。

元幕僚長も抗日神劇もどう騒いても、

しょせん、ドメスティック範疇の問題だ。

並列するにはトランプ氏に失礼のでは、格が違く


偉大なアメリカの共和党の候補が大統領になったら、

メキシコ国境に万里の長城ができ、ムスリムの人々の入国が阻止され、

中国に製品に40%の特別関税をかけられ、

日本と韓国は核武装するかもしれないから、・・・

できの悪い冗談のようだが、冗談ではすまされない。


ここまで書いたところ、フィリピン大統領選挙、

フィリピンのトランプと呼ばれる、ドゥテルテ氏が

大勝する見通しのニュースが入りました。

うん、ここ数年間、先進国と途上国で、

それぞれ最強な経済成長を実現してきた、アメリカとフィリピン、

それぞれ社会の底流に怒涛のような怒りを集め、

反現有体制、反既得権益、を唱える候補が人気を博した、というわけだ。


ダラダラと述べました、結論が用意できていない。

敢えて纏めるなら、以上並べた4つの事項が、

僕の恣意とこじつけを差し引いても、

興味深い示唆を提示してくれた、と思う

継続注目していきましょう。




posted by daydayup at 21:34| Comment(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
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