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「人間の最大の悪とは」

先月の412日、究極の問を残して、

大学生魏則西さん、21歳の若さでこの世を去った。


驚異的な忘却力を有する中国のネット社会も、

今回の件に少しばかり未練を見せていた。


まず、事件の概略から、

陝西省西安の大学生魏則西さんが、難病の癌が患った。

魏さんと両親がネット検索で、

検索結果にトップ表示された軍系列の病院を信頼し、

借金までして20万元(約320万円)の大金を支払って、

最新療法の「腫瘤生物免疫療法」に最後の望みを掛けた。

が、しかし、治療の効果が確認できず、4月12日になくなった。

魏さんは独自の調べで、

自身をうけた「腫瘤生物免疫療法」が詐欺であることを付止めた、

スタンフォードとの共同開発は真っ赤な嘘で、

技術としても、効率の悪さが判明し、臨床なるまでもなく

アメリカ20年前に淘汰されたものだった。


魏さんは亡くなる直前、その経緯をネット掲示板に

「人間の最大の悪とは何だと思う?」というスレッドに投稿したので、

魏さん死後、ネットの議論が沸騰し、社会的な暗部が次々と暴かれ、

大きな社会事件として「魏則西事件」と称するようになった。


悪意を満ちた虚偽情報を氾濫する社会背景において、

癌など難病の患者をくいものにした治療詐欺が明るみに出ることは、

怒り心頭になっても、特に驚かない。

巷の話題にのぼって、二日ほど、消え去り、何もなかったのように。

われわれのこのような社会的な出来事をハンバーガーや牛丼のように

特段感慨することなく、効率よく消費している。


が、今回の件は、直ぐに消化されずに社会的な事件に発展した。

中国IT企業の代表格「百度」、提供すサービスであるネット検索、

その検索結果表示順番を競売にかけて、大金をかせいでいた。

公立病院の中でも、一段と人々から信頼されている軍系列な総合病院、

あろうことか、名称と場所を悪質な医療詐欺グループに提供した。

そして、悪名高くでも、詐欺的、時に詐欺同然治療行為で急速な発展を遂げ、

民営病院全体を牛耳る一大勢力 莆田系。


幾ら、社会的知見豊富で、十分な警戒意識を有しているとしても、

社会生活を営む以上、なにを信じなければならない。

病気にかかった時がとくにだ。


日本的に例えると、名古屋のある大学生山田さん、

X型癌の末期であった。

途方にくれた山田さんがYahooJPでx型癌を詮索した。

すると、検索の結果の一位に 

東京の有名の国立病院にアメリカスタンフォードと共同開発した、

80%以上の成功率最新治療法が紹介された。

しかも、この治療法の担任する先生は、

何回もNHKに出演した有名の方で、

この方との面談で、余命20年以上問題なしといわれたら、

山田さんがどうするのでしょうか。


そいえば、今回「百度」に対する批判が前例なく凄かっただが、

詐欺療法の担当医師何度も出演させたCCTV中央テレビについて

正面からの指摘が見られなかった。


試しに、百度に 「白血病」「魏則西」を検索して見ました。

すると「白血病」というページ、お馴染みの紛らわしい広告や、

何時も検索結果の上位に出没医療機構も影をひそめた。

そして「魏則西」の検査結果に、

事件の経緯、百度への批判も含めた文章が並べました。


魏さんが掲示板に発表した文章も読みました、

非常に冷静と抑制を働いた文章でした。

事実のみ記述し、この様な詐欺にだまされないように呼びかけた。

それだけの内容だ。

だが、その文書に淡々と表現した親への思いに触れて、

僕は涙を流さずにいられなかったのだ。


ご冥福をお祈りします。



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