私どうしてスラム街でも下町とでもいうような「城中村」ばかり好んでいくのでしょうか。
時にはこう自問するが、
でも、これら自分の撮った写真を見ると、この謎を解くヒントがふんだんにちりばめて
いたことが納得する。
メイン通りから城中村に入るには、階段を登ったり、降りたり、歩道橋をわっ渡ったり
するケースが多い。入口の階段から撮った一枚。屋台とはいえ、肉、野菜、魚介類が
一通り揃えて、暗闇に食材だけが鮮やかにてらされていた。
下町の生鮮市場では夜遅く営業します。私がよく回る9時ごろではさすが半分ほどが既に
店じまいして、客もまばら。
飲食店では営業時間がもっと遅く、朝方まで営業のも珍しくない。深センもある意味
「不夜城」だ。
城中村の細い路地、手前は床屋さんの看板、カットのみで10~15元(250円)、
パーマは40元(約700円)だ。表通りの店の3分1以下の値段だ。物価の安さも城中村
の魅力の一つだ。消費しなくでも、親近感を覚える。
少なくでも、自身が城中村で特に危険が感じませんが、無暗にレンズを向けないほうが
賢明と悟る雰囲気も場所場所には体感する。
路地が入り込んで、真っ暗の路と無駄に明るい通りが交差する。
屋台の裏で、男の子に勉強を教える若い女性、お姉さんでしょうか。