2015年04月23日

毒にも薬にもなるドローン 時事道楽第4回

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ドローン?2013深セン会展中心模型展

安倍総理がインドネシアにバンドン会議に参加し、
習近平主席と会談している間に、

首相官邸の屋上に落ちた一つのおもちゃが話題を独占したですね

■インドネシアを訪問している安倍首相が22日夜、
 中国の習近平国家主席と首脳会談を行った、
両首脳は両国関係を発展させていくことで一致した。

5ヶ月ぶり、二回目の会談、25分間くらいですが、それで十分です
使い方違っているかもしれないが、
2度あること、3度、4度あって欲しいですね、日中友好の信者として素直に嬉しい。

■22日首相官邸の屋上ヘリポートで、小型の無人飛行機「ドローン」1機が見つかった。
ドローン周辺では微量の放射線が測定され、放射性セシウムを検出。
警視庁公安部などは、何者かが意図的に侵入させた疑いがあるとみて捜査本部を設置し、
威力業務妨害容疑などを視野に捜査を始めた

ドローン、ドローンで、ドローンとはなんや、
その呼び方に少し違和感がある、
ドローンは無人航空機の総称で、
米軍のRQ-1プレデターのような幅数十メードル、
ミサイルも発射可能なものを含む概念だが、
今回官邸に発見したもの、1月にホワイトハウスに落ちたものは
本来はマルチコプターと呼ばれるラジコンへりの一種だが、
それでも、このドローンと呼ばれるものは、小型であれば、
無人機よりラジコンと呼ばれた方がわかりやすいのではと思ったが、

まあ、その呼び方をまずさておき、
そのさわがせのドローンが何をもたらせてくれるのかを少し話してみよう。

今回の侵入事件をうけて、DJIjapanは、同社のドローンの飛行禁止区域に、

「総理官邸」と「皇居周辺」を追加した。内臓のGPSを利用して、

禁止区域周辺から離陸できないようにするだろうですが、

ところで1月に同じく墜落事件をうけて、禁止空域に追加したのはホワイトハウスでしたが、


DJIは深セン南山区にある企業で、

この手のマルチコプター・ドローンの世界市場70%以上のシーアをもち、

13年の売り上げ1.3億ドルくらいでしたが

15年は10億ドルを超える勢いで急成長している企業。

DJIの急成長と同様、ドローンが急速に増えているが、

その活用の可能性と悪用された時の危険性については

依然議論され始めた段階にあって、

数兆単位の市場が広がる予想がある一方、

テロなどに悪用されないように、どう規制されていくのかが、

一番市場普及したと思われるアメリカでも頭が悩まされているようだ。


ドローンの魅力は FAAに制限された150メートルの空の下であれば

神の視点と高速侵入の快感が1000ドルでも出せば、

味わえることになるかと僕は思う。

野放図ではいけないが、ドローンのコモディティ化が更に進めば、

しかし、規制しても、その悪用抑制するのは難しく、

活用を萎縮してしまうという不本意な結果しかならないのでは、と思う。


まあ、個人的には、、写真に特化したモデルが調べていて、

価格が500ドル台に落ちって来るタイミングを見計らっています。



ラベル:ドローン 深セン
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2015年04月20日

最初から選択肢になかった、日本のAIIB参加 時事道楽第3回

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たこ焼き 兄嫁の手料理 
■中国人民銀行(中央銀行)預金準備率1%引き下げ
 
簡単でいうと、景気が芳しくないので、金融緩和を実施したということだが、
預金準備制度は日本にもある金融政策で
中央銀行がマネーサプライ(通貨供給量)を調整するために
金融機関から預金の一定割合を強制的に預かるのは預金準備金
その預かる一定の割合が預金準備率になります、

日本は90年代からほとんど運用していないのと対照に
中国では過熱する不動産投資などを抑制するため、
その率は20%まで達して、
金利にも顔負けの金融手段としてに使われてきた。

2月にも2年9ヶ月ぶりに0.5%引き下げたことから
遅きに失した感が否めないが、
ようやく、中国政府、人民銀行も景気刺激に躍起した。
不動産バブル、過剰な設備投資を抑制しながら
景気を浮揚しなければならないジレンマのように、
株式市場に対する政府、主管部門のメッセージも支離滅裂だ
一人人口座の制限廃止し、規制を緩和で市場を沸かせたが
17日に突如、空売りに関する規制緩和を緩和し、
週末のニューヨーク市場をも動揺させた、

政府は市場に任せる規制緩和の一環だといいたいところでしょう、
その意向を忖度に運命を賭けている市場関係者にはたまったもんじゃない。

■AIIB創設不参加「良い」が45.6%

NNNが行った世論調査ですが、
中国が主導して設立をめざすAIIB・アジアインフラ投資銀行に
日本が創設メンバーとして参加しなかったについて、
「よいと思う」が45.6%に上げり、良くないの17.3%を上回った。
また、今後の参加について、「分からない、答えない」が
最も多い41.7%を占めていた。

AIIBの参加の是非について、日本政府もメディアにも騒ぎすぎるほど
議論、争論が繰り広げているだが、
結果的に、日本はAIIBに参加することがないだろうと思います。
そう思った理由が大きく二つ、
①アメリカも参加しないだから
日本のアメリカ追随を皮肉ったいい方だが、否定がしない、そうかもしれない、
麻生さん一時参加の検討をもほのめかす発言をしたのは
英国の裏きりに動揺したでも、経済的に損得に迷いがあったのでもない
単純にアメリカにハシゴを外されることがないか
その時点で確信が持たなかったからだと思う。
なにせよ、ルー米財務長官がこそりと北京に行っていたのだから、
そして、閉幕したG20財務省・中央銀行総裁会議を通して、
日本政府もほぼ腹を決めたのであろう、
麻生さんにも言った通り、アメリカには、TPPもあり、IMF改革もあり
AIIBにかまいているところではなさそうだ。

そしてもう一つの理由は
②中国の風下に立つ選択肢がない
日本も最初から創設メンバに参加したほうがよかった、のような議論があったが
それはさすがに安倍さんに酷だと思います、
安倍さんがAIIBの参加について、党に議論を指示して、
自民党も真面目にそれを行っている事自体は僕にとっては驚きだ、
それは批判かわすパフォーマンスかもしれないし、
或いは最終に判断の責任回避が目的だろう、と
そうでも邪推しないと、とっても自身に納得のできる説明がつかない

AIIBの加盟騒ぎここまで至ると、
例え、中国が十分な配慮をし、副総裁のポストを用意しても
日本の参加表明は、中国への屈服、日米関係に亀裂といううんうんの文言で
語られることが避けられそうにないのことは容易に想像つく話だ。

勿論、万が一AIIBが化けて危惧された通りアジア中心としてインフラビジネス
を牛耳るリスクやAIIBの中に入ってこそ中国の野心を制約できる可能性について
安倍政府が全く苦慮がしていないとは言わない、が、

統一地方選挙でも支持を再確認された形の安倍総理には
アメリカに背く、中国になびく、あるいはそうと受け止かねない
AIIBに参加という選択肢は
最初から存在しなかったのはないかと思った次第です。

posted by daydayup at 01:59| Comment(0) | 時事 | 更新情報をチェックする

2015年04月17日

官僚を全員逮捕しても冤罪がないという意識 時事道楽第2回

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ペンダントライト(深セン会展中心)

■人民日報「『55歳以上で副所長級以上の公務員はすべて不正役人』に反論する」


巷では官僚=汚職の意識が長い間存在する

80年代僕がまた学生頃に印象に残った言い回しだが、

官僚10人中10人を全部逮捕するのはさすがにやりすぎだ

しかし10人中9人だけ逮捕すると汚職を見逃してしまう。

人民日報が大真面目にこの手の巷の説に反論するところが面白い。


■習近平は軍の対外有償サービス業務の整理整頓開始を指示


わかりにくいが

要するに軍の汚職の温床となる違法な蓄財的経済行を取り締まる

元中央軍事委員会副主席郭伯雄に関する噂が燻る中で、

気になる、すでに郭伯雄の息子、

史上最年少で少将昇格の郭正鋼は摘発されたことが

軍の公式サイトで公開済みだ。

既に外堀が埋められてきたことが容易に想像する、

事実だとすれば、

胡錦濤時代の2名中央軍事委員会副主席徐才厚に続いて

制服組のツートップともに汚職を摘発されることになり、

衝撃は「周永康」並み、かそれ以上かもしれない。


■米国債保有残高 七年ぶり日本が中国を上回る


興味深い

人民元が高くならないように、元安を誘導するため

貿易黒字で生じたドルを買い上げ、

買い上げたドルで米国債を買う、保有残高が膨らむ

というのは私の常識でしたが、

海外ドル資産の購入などドルの運用の多様化が進んだが

そもそも元売りドル買いの操作が抑制の傾向のあるのではないか

そう言えば、李克強総理が人民元安が望んでいないの発言をうけて

為替市場で元高傾向になりました。


今年はIMF(国際通貨基金) 

5年一度SDRSpecial Drawing Rights、特別引出権)見直しの年になります。

難しいことわかりませんが、

現在のバスケットにあるドル、ユーロ、ポンド、円の仲間入りを

果たせれば、元の国際化が一気に進み、

ドル覇権にとっても脅威になります。

人民元貿易などの分野で、ひごとに世界中に使われるようになっているが

いかんせん完全の自由交換ができず、その国際化も時期尚早と考えられた、

しかし、最近世間を騒がすAIIBや 「一路一帯」戦略と

嫌でも連想されてしまう。

AIIBの勢いに乗じて

人民元の国際化も行けるとろこまで行かせたい思惑が見て取れる。





posted by daydayup at 01:36| Comment(0) | 時事 | 更新情報をチェックする