たこ焼き 兄嫁の手料理
■中国人民銀行(中央銀行)預金準備率1%引き下げ
簡単でいうと、景気が芳しくないので、金融緩和を実施したということだが、
預金準備制度は日本にもある金融政策で
中央銀行がマネーサプライ(通貨供給量)を調整するために
金融機関から預金の一定割合を強制的に預かるのは預金準備金
その預かる一定の割合が預金準備率になります、
日本は90年代からほとんど運用していないのと対照に
中国では過熱する不動産投資などを抑制するため、
その率は20%まで達して、
金利にも顔負けの金融手段としてに使われてきた。
2月にも2年9ヶ月ぶりに0.5%引き下げたことから
遅きに失した感が否めないが、
ようやく、中国政府、人民銀行も景気刺激に躍起した。
不動産バブル、過剰な設備投資を抑制しながら
景気を浮揚しなければならないジレンマのように、
株式市場に対する政府、主管部門のメッセージも支離滅裂だ
一人人口座の制限廃止し、規制を緩和で市場を沸かせたが
17日に突如、空売りに関する規制緩和を緩和し、
週末のニューヨーク市場をも動揺させた、
政府は市場に任せる規制緩和の一環だといいたいところでしょう、
その意向を忖度に運命を賭けている市場関係者にはたまったもんじゃない。
■AIIB創設不参加「良い」が45.6%
NNNが行った世論調査ですが、
中国が主導して設立をめざすAIIB・アジアインフラ投資銀行に
日本が創設メンバーとして参加しなかったについて、
「よいと思う」が45.6%に上げり、良くないの17.3%を上回った。
また、今後の参加について、「分からない、答えない」が
最も多い41.7%を占めていた。
AIIBの参加の是非について、日本政府もメディアにも騒ぎすぎるほど
議論、争論が繰り広げているだが、
結果的に、日本はAIIBに参加することがないだろうと思います。
そう思った理由が大きく二つ、
①アメリカも参加しないだから
日本のアメリカ追随を皮肉ったいい方だが、否定がしない、そうかもしれない、
麻生さん一時参加の検討をもほのめかす発言をしたのは
英国の裏きりに動揺したでも、経済的に損得に迷いがあったのでもない
単純にアメリカにハシゴを外されることがないか
その時点で確信が持たなかったからだと思う。
なにせよ、ルー米財務長官がこそりと北京に行っていたのだから、
そして、閉幕したG20財務省・中央銀行総裁会議を通して、
日本政府もほぼ腹を決めたのであろう、
麻生さんにも言った通り、アメリカには、TPPもあり、IMF改革もあり
AIIBにかまいているところではなさそうだ。
そしてもう一つの理由は
②中国の風下に立つ選択肢がない
日本も最初から創設メンバに参加したほうがよかった、のような議論があったが
それはさすがに安倍さんに酷だと思います、
安倍さんがAIIBの参加について、党に議論を指示して、
自民党も真面目にそれを行っている事自体は僕にとっては驚きだ、
それは批判かわすパフォーマンスかもしれないし、
或いは最終に判断の責任回避が目的だろう、と
そうでも邪推しないと、とっても自身に納得のできる説明がつかない
AIIBの加盟騒ぎここまで至ると、
例え、中国が十分な配慮をし、副総裁のポストを用意しても
日本の参加表明は、中国への屈服、日米関係に亀裂といううんうんの文言で
語られることが避けられそうにないのことは容易に想像つく話だ。
勿論、万が一AIIBが化けて危惧された通りアジア中心としてインフラビジネス
を牛耳るリスクやAIIBの中に入ってこそ中国の野心を制約できる可能性について
安倍政府が全く苦慮がしていないとは言わない、が、
統一地方選挙でも支持を再確認された形の安倍総理には
アメリカに背く、中国になびく、あるいはそうと受け止かねない
AIIBに参加という選択肢は
最初から存在しなかったのはないかと思った次第です。
posted by daydayup at 01:59|
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